HIV検査を受けたときに、「陽性」判定を受けてもあわてないでください!

それは「偽陽性」かも知れません!

 

(甥っ子陽介)おじさん、HIV検査の「偽陽性」って何ですか?よく分からないんですけど。 (私)陽介、それはね、本当はHIVに感染していないのに「陽性」と判定されることだよ。
陽介 私

(陽介)えー!おじさん、それって困るじゃないですか!HIVに感染していないのに、感染してるって言われたら大変なことになりますよ!

(私)まぁまぁ、そう騒ぐなよ。落ち着いて、落ち着いて。

(陽介)おじさん、これが落ち着いていられますか!ちゃんと分かるように説明してください!

(私)はいはい。まずね、私たちが保健所や病院でHIV検査を受けるとき、HIV検査は二段構えになっているんだ。スクリーニング検査と確認検査の2段階がある。

(陽介)えーっと、確か前にもそれは教えてもらいましたね。

(私)『保健所でHIV検査を受けるときの注意点』でも話したね。スクリーニング検査は非常に感度の高い検査で、怪しい人は絶対に見逃さず陽性判定にするんだ。

(陽介)つまり、スクリーニング検査で陰性になった人は間違いなく陰性が確定するって訳ですね。

(私)その通りだよ。何しろちょっとでも怪しい人は全部陽性にしてしまうから、ここをパスした人は絶対安心できるってことだね。それだけスクリーニング検査は感度が高いんだ。

(陽介)でもそうするとスクリーニング検査で陽性になった人の中には本当は陰性の人が含まれる訳ですね。この人たちが偽陽性ってことですね。ちょっとお気の毒ですね。

(私)そうなんだ。でもそれはHIV抗体検査のシステム上初めから折込済みのことだね。そうやって偽陽性が生まれてしまっても、まずはHIV感染の疑いのある人は見逃さないことを重要視しているんだ。

(陽介)それでスクリーニング検査で陽性判定を受けた人は確認検査で本当の陽性か、偽陽性かを判定するんですね。

(私)そうだよ。確認検査で陽性判定になると、そこで初めてHIV陽性が確定するんだ。

(陽介)確認検査では偽陽性は出ないんですね?

(私)そうだよ。

(陽介)おじさん!それって、よく考えると変ですよ!それなら最初から確認検査をすればいいじゃないですか。スクリーニング検査をするから偽陽性が出るんでしょう?

(私)うーん、確かに陽介の言う通りだ。初めから全員に確認検査をすれば偽陽性は出ないね。

(陽介)それなのにスクリーニング検査をやる必要があるんですか?

(私)うん、もちろん理由があるよ。その理由は2つあるんだ。まず、確認検査は費用が高く、検査するための設備もそれなりに揃ってないと出来ないから検査施設が限定されてしまう。だから検査結果が出るまでに時間がかかるんだ。

(陽介)あー、なるほどそうなんですか。今は保健所だと無料だし、即日検査だと1時間で結果が分かりますからね。確認検査だとそうした利便性を確保するのが難しくなってしまうんですね。

(私)そうだよ。そしてもう一つの理由は偽陽性の発生率がそれほど大きくないってことだ。もしも偽陽性の発生率が20%も30%もあったら大変だね。スクリーニング検査の意味がなくってしまうかも知れない。

(陽介)それじゃ偽陽性の発生率ってどのくらいなんですか?

(私)おじさんが調べたところ、通常検査で1000人に3人、即日検査で100人に1人の割合で偽陽性が発生するらしい。⇒補足資料①

(陽介)なるほど。確率としてはそんなに大きなものではないんですね。

(私)そうだね。それで実際に保健所のHIV検査でHIV陽性が見つかる確率は1000人に3人の割合なんだ。⇒補足資料①

(陽介)すると・・・・。計算すれば本当の陽性と偽陽性の比率が分かりますね。

(私)その通り!そこまで分かったら陽介が計算してみなさい。できるかな?

(陽介)えーっと、ちょっと待って下さいよ。まず、即日検査では、100人に1人が偽陽性なんですね。ということは1000人だと10人ですね。

そして本当の陽性者も当然スクリーニング検査では陽性になっているはずだから1000人に3人が陽性ですね。この2つを合計すると1000人が即日検査を受けると、13人が陽性判定となって、そのうち偽陽性が10人、本当の陽性者が3人という比率ですね。

だから・・・3÷13=0.23となって、HIV陽性の確率は23%です。偽陽性である確率は77%です。

即日検査の偽陽性率

 

(私)えらい!その通りだよ。だから即日検査を受けて陽性判定を受けても、実際には4人に3人は偽陽性ってことだね。では、通常検査では?

(陽介)同じように計算すればいいんですよね。えーっと、通常検査では1000人に3人の割合で偽陽性が発生して、本当の陽性者も1000人に3人だから、確率は50%ってことになりますね。

つまり、通常検査を受けて陽性判定を受けた場合は偽陽性か、本当の陽性か、その確率は半々です。

通常検査の偽陽性率

 

(私)その通り。だからスクリーニング検査で陽性判定を受けても決してHIVに感染したと決めつけちゃいけない。もちろんその可能性もあるんだけど、実際には偽陽性である可能性もあるんだからね。

(陽介)なるほどです。これはしっかり知っておかないと、いざというときパニックになりますね。

(私)むろん、保健所でも病院でもその説明はしっかりしてくれると思うけどね。でも知っておいた方がいいね。

(陽介)了解しました。ありがとうございます。

(私)それじゃ今回はこれでお終い!

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補足資料

①HIV相談マップ

厚生労働省がエイズ対策事業の一環として開設、運営されているサイトです。データは信ぴょう性が高いと思います。

また、中四国エイズセンターの資料によればHIV抗体検査の偽陽性発生率は、

●PA法・EIA法 0.03%~0.3%

●IC法 0.6%~1.3%

となっています。保健所の即日検査はIC法、通常検査ではPA法、EIA法が使われています。