保健所で行っているHIV検査と、病院で行っているHIV検査は同じものでしょうか?もしもあなたがHIV検査を受けるとしたら、保健所、病院、どちらにしますか?

今回は私が調べた保健所、病院、検査キットのHIV検査を甥っ子の陽介に話します。あなたのHIV検査にお役立て下さい。

(甥っ子陽介)おじさん、素朴な疑問なんですけど、保健所のHIV検査と病院のHIV検査は全く同じものですか? (私)陽介、全く同じと言う訳でもないよ。どちらを選ぶかはその人次第だね。
陽介 私

(陽介)と言うことは保健所と病院のHIV検査で何か違いがあるってことですか?

(私)そうだね。真っ先に思い付くのは検査費用だね。

(陽介)ああ、それはさすがに分かってます。保健所なら無料だし、病院なら有料ですよね。僕が聞きたかったのは検査の中身の話です。

(私)それは保健所でも病院でも同じだよ。そもそも保健所や病院によってはそこで検査をやらずに外部に委託する場合もある。登録衛生検査所などを使うね。だから結局どちらも同じ検査機関を使ってる場合もある。

(陽介)なるほど。小さな保健所や小さな病院だと外部委託になるんですね。

(私)そう言うことだね。それに最近は検査結果がすぐに分かる即日検査が増えてきた。現在、日本国内で認可された即日検査用の検査キットは2種類しかない。だから保健所でも病院でも、必ずこの2種類のうちのどちらかを使ってるんだよ。

●ダイナスクリーン・HIV・1/2

・検査方法 抗体検査法

・検出項目 HIV-1抗体 HIV-2抗体

 

●エスプライン HIV Ag/Ab

・検査方法 抗原抗体同時検査法

・検出項目 HIV-1抗体 HIV-2抗体 HIV-1p24抗原

(陽介)はぁ・・・どちらも即日検査ですけど、検査方法、検出項目が違うんですね。

(私)そうだね。エスプラインの方はHIV抗原も検査している。いわゆる第四世代と呼ばれてるHIV検査だね。HIV抗原はHIV抗体より早く体内で生成されるから、早期のHIV検査に有効なんだ。

(陽介)はい、前に「HIV検査の世代交代とは?」って話の時に教えてもらいました。

(私)そうだったね。まぁ、とにかく保健所でも病院でもHIV検査の中身は変わらない。どちらも信頼性、検査精度、同じだから安心して利用しやすい方を選べばいい。

(陽介)う~ん、選ぶ時の材料として、保健所と病院のメリット、デメリットを教えてもらえませんか?

(私)こりゃまた面倒臭いことを言うね。それじゃ以前、私が作った表があるのでそれを見てもらおう。ついでに自宅で使える検査キットも表に入れてる。

さぁ、これが一覧表だ。

項目 保健所 病院 検査キット
①検査費用 無料 3,000円~
7,000円
3,000円~
5,000円
②匿名性 ×
③利便性
④信頼性
⑤ウインドーピリオド 2~3ヶ月 2~3ヶ月 3ヶ月
⑥結果待ち時間 1時間
7日~10日
1時間
7日~10日
3日~5日
⑦支援体制 ×
⑧その他の検査

(陽介)ははぁ・・・。なるほど、なるほど。

(私)ちょっと補足説明しておこうか。まず、検査費用だね。保健所では無条件に無料だよ。全国どこの保健所に行って検査を受けても無料だ。病院の場合は有料となって、しかも基本的には健康保険が効かない。なので病院によって費用はまちまちだね。凡そ3,000円から7,000円くらいだ。

(陽介)おじさん、もしも検査結果が陽性でHIVに感染していたら健康保険はどうなりますか?

(私)その場合は健康保険適用になる病院もあるよ。それは病院によって対応が異なるね。

(陽介)なるほど、分かりました。

(私)次に匿名性だね。保健所では匿名で検査が受けられる。個人情報は不要だ。ただ、スクリーニング検査、確認検査が陽性で、HIV感染が確定したら個人情報を聞かれるね。専門病院を紹介してくれるし、その他にも色々サポートしてくれる。

(陽介)検査キットの匿名性が△なのはどういう意味ですか?

(私)検査キットを購入するときはカード決済や銀行振り込みを利用するし、製品を届けてもらうからその時点では個人情報が必要になる。でもそこから先、検体を送り届ける、検査結果を受け取るときは個人情報は不要だ。だから検査結果は誰にも知られない。

(陽介)なるほど。それで△なんですね。

(私)そうだよ。ただ、検査キット販売会社によっても対応は異なるのでホームページなどで確認が必要だね。それから匿名性で言えば検査キットが保健所や病院と決定的に異なるのは、誰にも顔を合わせず検査が出来るってことだね。これも人によっては大きなメリットだね。

(陽介)なるほど、言えてますね。知ってる人に会うのが心配とか思う人にはいいですね。

(私)次は利便性だ。保健所は予約が必要な場合も多く、しかも原則平日の昼間しかやってない。都心の一部では夜間、休日も開いてる検査所もあるけどほとんどは無理。利便性の点では一番悪い。

病院の場合は受付時間内なら検査してくれる。ただ、これも病院によるから事前確認した方が無難かな。その点検査キットはいつでも自分の好きな時に使える。

(陽介)なるほど。

(私)信頼性はどれを利用しても同じ、信頼できる。検査キットについても、前に「ドライスポット法によるHIV検査の信頼性とは? 」と言う話をしたよね。

(陽介)はい。覚えてます。厚生労働省の補助金事業で検査キットの信頼性を調査したら、保健所や病院と同等だったと言うお話でしたね。

(私)そうだよ。次にウインドーピリオド、つまりHIVに感染した可能性があった日から、どのくらい経過していれば正確なHIV検査が可能か、と言う検査時期の問題だね。

(陽介)これも前に色々教えてもらいましたね。

(私)1つ注意するのは、保健所の中でもウインドーピリオドが2ヶ月設定の保健所と3ヶ月設定の保健所がある。検査を受けるときは事前に確認した方がいいね。まぁ、こっちから聞かなくても保健所の方から必ずチェックされるけどね。

(陽介)「HIV抗体検査は2ヶ月後?3ヶ月後?」ってお話しの時に教えてもらいました。

(私)そうだったね。それから、採血してから検査結果が分かるまでの時間だね。保健所や病院の即日検査なら1時間くらい待てばすぐに検査結果を教えてくれる。通常検査だといったん帰って7日から10日後に再度検査結果を聞きに保健所まで行かなくちゃいけない。電話、メールは不可だし代理も無論ダメ。本人がもう一度行くしかない。

また、検査キットはメーカーに届いて1日~3日くらいで検査結果が分かる。

(陽介)おじさん、その次の支援体制って何ですか?

(私)これはHIV検査を受けようとする人へのサポート、それから万一HIV陽性だった場合に治療を受けるHIV感染者へのサポート体制だよ。保健所では全て無料でサポートしてくれる。

(陽介)病院ではサポートしてくれないんですか?

(私)それは病院によるね。HIV専任のスタッフがいる病院は限られてるし、検査は出来ても陽性だった場合のサポートは期待出来ない病院が多いと思うよ。

(陽介)検査キットではサポートは無理ですね?

(私)そうだね。これも検査キット会社によって対応は異なると思うよ。例えばSTD研究所の場合だと、検査条件の説明、検査結果の見方、そしてもしも陽性だった場合には医療機関の紹介までしてくれる。だけど外国からの輸入品だどサポートはまず期待出来ないね。

(陽介)最後の項目、その他の検査って何ですか?

(私)HIV以外の性感染症も同時に検査出来るかってことだよ。保健所ではHIV以外に、梅毒やクラミジア、淋菌、B型肝炎なども検査してくれる場合があるんだよ。私が調べた限りでは、梅毒はかなり多くの保健所でHIVと同時に無料、匿名で検査してくてる。

(陽介)そうなんですね。それは便利ですね。

(私)ただ、HIV以外の性感染症検査だと検査結果がすぐに分からず後日また保健所まで行かなくちゃいけないケースも多い。それにB型肝炎はまた検査条件が保健所によって異なる。確かなことは最寄の保健所に直接聞かないと分からないね。

(陽介)病院も△ですね?

(私)どんな病院でHIV検査をしてもらうかによるね。泌尿器科、婦人科ならHIV以外の検査もむろん可能だ。でも一般の内科、外科、皮膚科などでHIV検査を受ける場合、その他の性感染症を検査してもらえるかどうかは病院に確認しないと分からない。

(陽介)なるほど、分かりました。

(私)むろん、検査キットならHIV以外の梅毒、クラミジア、淋菌、その他主な性感染症は全て検査出来る。まとめて検査するから料金的にも安いし手間もかからないね。

(陽介)なるほど、分かりました。

(私)あと利用者の立場からすると、同じHIV検査でも決定的に違うことがあるよ。

(陽介)え!それって何ですか?

(私)単に不安だからHIV検査を受けるんじゃなく、すでに気になる自覚症状が出てる場合だ。この場合は次に治療を受ける可能性が大だから初めから病院に行ってHIV検査を受けるのが正解だと思うよ。保健所も検査キットも治療は出来ない。またHIV検査だけじゃなく追加で必要な検査も教えてくれない。

要するに検査だけじゃなく診察が必要と思われる場合は病院に行かないとダメってことだね。

(陽介)ああ、なるほどです。すでに自覚症状が出ている場合は診察も必要になるってことですね。

(私)そうだよ。その場合は必ず病院へ行くことをお奨めするね。

(陽介)確かに診察が出来るかどうか、保健所と病院じゃ大違いですね。HIV検査そのものは同じでも利用法は違う場合があるってことですね。

(私)そう思うね。それじゃ今日の話はここまでにしよう。

(陽介)おじさん、ありがとうございました。

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