『ストップエイズ 早期発見があなたを救う』 これはたまたま私が見つけた内閣府制作によるHIV/エイズ予防の啓蒙動画です。

制作されたのは2010年ですから、もう3年も前です。そしてこの動画、司会進行役があの徳光和夫さんと木佐彩子さんなのです。エイズと徳光さんって、意外な組み合わせでしょう?

それで興味が湧いてその動画を見てみました。凡そ10分か15分くらいでしょうか。入門編としてはなかなか良く出来ている動画だと思いました。

『ストップエイズ 早期発見があなたを救う』

むろん、徳光さんも木佐さんもHIVやエイズのことは素人なので専門家がゲストで登場しています。独立行政法人国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センターの橋本亜希医師です。

この病院は国内のエイズ治療では最先端をいく医療機関であり、当サイトでも度々登場しています。

私がこの15分くらいの動画を見て、一番印象残ったのは、HIV感染からエイズ発症までの潜伏期間を説明するくだりです。

あなたはHIV感染からエイズ発症までの潜伏期間はどのくらいだかご存知ですか?これまで全くHIVやエイズに関心のなかったあなたはご存知ないかも知れませんね。

でもある程度は知っている、というあなたは10年くらい、と答えるかも知れません。

しかし、動画の中の説明では、たったの3年から4年と説明されていました。

これには徳光さんと木佐さんも驚いて橋本医師に思わず質問しています。徳光さんも、潜伏期間は5年から10年くらいと思っていたようです。

しかし、橋本医師は次のように説明します。

『HIVが人間の免疫機能から逃れるような変化を遂げており、そんな変化したHIVが日本人の中にたまってきていると考えられます。』

こんな説明でした。

当サイトでもいろんな記事の中でHIV感染からエイズ発症までの潜伏期間が短くなっている事実を取り上げています。私が思うにこの事実は一般にはあまり知られていないのではないでしょうか。

橋本医師は動画の中で、エイズ発症までの潜伏期間が短くなるという話と同時に、

『HIVに感染しても治療を受ければエイズの発症を抑えることが出来ます。でも、エイズを発症してしまってからの治療では難しい状況も考えられます。』

こんな趣旨のお話もされています。

潜伏期間は短くなっている。そしてHIV感染の治療はエイズ発症後の方が難しい。となれば何が大事かと言えば、言う間でもなく早期のHIV検査が大事ということになります。

この15分の動画の中で再三再四、早期のHIV検査を呼び掛けています。

●HIV感染は自覚症状が出ないので、HIV検査を受けることでしか確認できない。

●HIVに感染していても、エイズ発症前に治療を開始すればエイズを防ぐことも可能。

●HIV感染症は死ぬ病気ではなくなったが、それでもエイズ発症前の治療開始の方が経過がよい。

●HIV感染に気付かなければ知らない間に大切な人にうつしてしまうかも知れない。

こうしたことがあるので、早期にHIV検査を受けて欲しいと訴えています。

そのHIV検査についても、一般の人へのインタビューが動画に出てきます。HIV検査を受けたことがない、という人に理由を聞いています。

『どこでHIV検査が受けられるのか知らないから』

『HIV検査を受ける必要性を感じないから』

こんな回答が返ってきました。

まぁ、実際問題として保健所で無料・匿名でHIV検査が受けられるのを知らない人もいるでしょうね。検査の必要性を感じない、と答えた人みたいに、全く関心がなければ自分で調べることもないでしょう。

私は以前、橋本医師と同じ病院で働く本田美和子医師のコラムをネットで読んだことがあります。HIVやエイズに関連するコラムだったのですが、その中で本田医師はこう書かれていました。

『いきなりエイズを発症された患者さんのほとんどは、まさか自分が・・・と、絶句されます。』

これがエイズの現実なのだと思います。

早期のHIV検査は救命的検査であることをあなたも知っておいて欲しいと思います。

もしもあなたも気が向いたらこの動画をご覧ください。

『ストップエイズ 早期発見があなたを救う』

■関連記事:この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。
『エイズの潜伏期間はどのくらい?』
『あなたの自宅でHIV検査』

___________________________
■発疹、発熱、頭痛、下痢・・・でも検査は怖い。
そんな私がHIV検査を決心できた3つの理由

■誰にも知られず、いつでもあなたの都合のいい時に!
自宅で保健所や病院と同じ信頼性のHIV検査

___________________________

補足資料