HIV感染者、エイズ患者が多く報告されている都道府県はどこでしょうか?最新データからご紹介します。

平成27年のエイズ動向が厚生労働省エイズ動向委員会から発表になっています。(平成28年8月8日付)その発表データの中に都道府県別のHIV感染者、エイズ患者の報告データも含まれています。

管理人注記:平成27年(2015年)のエイズ動向データを姉妹サイトHIV検査完全ガイド」にて紹介しています。

(甥っ子陽介)おじさん、HIV感染者やエイズ患者の多い都道府県はどこですか?
陽介
(私)陽介、それを最新データで教えてあげよう。
私

(陽介)おじさん、やっぱり東京や大阪みたいな人口の多い大都会にHIV感染者、エイズ患者は多いのでしょうね。

(私)そうだね。基本的には人口に比例するよね。ただ、色んな角度から見ると必ずしも全ての指標が人口に比例しているとは言えないね。

(陽介)そうなんですか。具体的に教えてください。

(私)よろしい。ではまず、平成27年(2015年)のデータから、各都道府県でどのくらいHIV感染者、エイズ患者が報告されたか、表にしてみた。ついでに昭和60年(1985年)からの累計データも合わせて表にしてあるよ。

◇各都道府県別の新規HIV感染者、エイズ患者の報告件数

区分 新規HIV感染者 新規エイズ患者
都道府県 2015年 累計 2015年 累計
北海道 35 270 12 157
青森県 1 49 2 30
岩手県 1 29 3 33
宮城県 6 123 8 89
秋田県 2 23 0 23
山形県 2 24 0 24
福島県 5 68 2 45
茨城県 12 528 7 321
栃木県 7 243 4 193
群馬県 9 189 2 135
埼玉県 22 502 13 341
千葉県 32 767 22 522
東京都 364 6,676 71 2,027
神奈川県 54 1,212 33 596
新潟県 5 90 1 58
山梨県 2 109 3 47
長野県 3 303 2 196
岐阜県 14 142 10 118
静岡県 21 407 6 201
三重県 6 150 0 85
愛知県 62 1,057 43 549
富山県 1 37 3 29
福井県 1 48 3 34
石川県 4 77 2 38
滋賀県 4 73 6 61
京都府 10 231 8 114
大阪府 168 2,290 53 742
兵庫県 21 386 7 214
奈良県 10 108 4 71
和歌山県 5 62 3 49
鳥取県 1 14 2 16
島根県 1 18 0 7
岡山県 17 134 4 74
広島県 5 209 10 111
山口県 4 58 2 21
徳島県 6 35 1 21
香川県 7 57 9 46
愛媛県 5 74 4 54
高知県 1 35 5 24
福岡県 30 464 27 232
佐賀県 3 30 1 14
長崎県 3 49 4 32
熊本県 3 77 3 57
大分県 2 50 1 26
宮崎県 8 49 7 38
鹿児島県 4 79 5 59
沖縄県 17 204 10 112
合計 1,006 17,909 428 8,086

(表1)都道府県別新規HIV感染者と新規エイズ患者

(陽介)おじさん、黄色の数字は何ですか?

(私)新規HIV感染者が20人以上、新規エイズ患者が20人以上の件数に色をつけてみたんだよ。やはり人口の多い大都市に集中しているのが分かるね。

(陽介)本当ですね。

(私)ただし、このデータはあくまでも報告地ベースで集計されたものだからね。そこに住んでいる人とは限らないんだよ。

(陽介)え?どういうことですか?

(私)例えば北海道の人が東京に遊びに来て、たまたまHIV検査を受けて陽性になれば、この北海道の人は東京でカウントされるってことだよ。

(陽介)あ~そういう意味ですか。

(私)厚生労働省エイズ動向委員会では報告地ベースだけじゃなく、居住地ベースのデータも公開している。

⇒補足資料①

 

自宅で保健所や病院と同等の信頼性
タイプJ ・HIV検査専用です。(男女共通)
・私はたったの10分で終わりました。

¥4,600+消費税
矢印STDチェッカー タイプJ

 

(陽介)ところでおじさん、さっき都道府県別の指標で人口に比例しないものがあるって言ってましたよね。それって何ですか?

(私)おじさんが気が付いたのは「いきなりエイズ」の割合だよ。例えば東京は人口が最も多いし、HIV感染者もエイズ患者も一番多い。

ところが「いきなりエイズの割合」で見ると全国平均を大きく下回ってる。

(陽介)え!そうなんですか?意外ですね。

(私)このデータを見てごらん。平成27年に新規HIV感染者が20人以上いた10の都道府県について、「いきなりエイズの割合」を調べたものだよ。

◇いきなりエイズの割合

都道府県 平成27年
北海道 25.5%
埼玉県 37.1%
千葉県 40.7%
東京都 16.3%
神奈川 37.9%
静岡県 22.2%
愛知県 41.0%
大阪府 24.0%
兵庫県 25.0%
福岡県 47.4%
全国平均 29.8%

表2.いきなりエイズの割合

注)いきなりエイズの割合=((エイズ患者)÷(HIV感染者+エイズ患者))%

表2の通り、累計のデータで見ると、東京は「いきなりエイズの割合」が16.3%で全国平均の29.8%を大きく下回ってるよね。

(陽介)ホントですね。HIV感染者の報告件数は多いけど、それに比べてエイズ患者の報告件数が少ないってことですよね。

(私)そうだね。つまりHIVに感染する人は多いけど、エイズを発症する前にHIV検査を受けている人も多いってことだね。東京は人口も多いけど検査施設も多いんだね。

(陽介)そうなんですね。それに僕らの町だと保健所は平日の昼間しかHIV検査してないですからね。しかも毎日じゃなくてひと月にせいぜい4回くらいです。都会じゃ土日や夜でも検査出来るところがありますよね。

(私)確かにね。まぁ、地方はHIV検査を受ける人が少ないから仕方ない面もあるんだろうけど、地方に行くほど利便性は悪いかも知れないね。それに加えてHIV検査を受ける必要性というか、危機感というか、その差もあると思うよ。

(陽介)どういうことですか?

(私)自分はもしかしたらHIVに感染しているかも知れないと思う人が多いってことさ。いかに保健所の利便性が良くても、HIV検査が自分には必要だと思わなければ検査に行かないだろう?

(陽介)なるほどそうですね。東京や大阪みたいな大都会ではHIV検査に対する意識が高いってことですね。

(私)まぁ、おじさんの推測だけどね。

(陽介)でもこうして全国の都道府県別にみると、HIV感染者の少ない県って、ホントに少ないですね。

(私)おっと、そこはちょっとカン違いしちゃダメだよ。

(陽介)え?カン違い?どういうことですか?

(私)まず、都道府県別のデータと、HIV感染に対する安全度は関係ないってことが1つ。陽介の住んでいる県にHIV感染者が少ないからといって、陽介がHIVに感染する確率が低いわけじゃない。そこ、カン違いしないようにね。

(陽介)あ~それはそうですね。何となく自分が住んでる県にHIV感染者が少ないと安心しちゃいますけど。だからって自分がHIVに感染しない訳じゃないですよね。

(私)そうだよ。そして、このデータはあくまでもHIV検査を受けて報告された件数だからね。潜在的なHIV感染者がどのくらいいるのかは分からない。これが注意点の2つめだよ。

(陽介)あくまでも表に出てきた数字ってことですよね。

(私)その通り。だからさっきも言ったけどこのデータで安心しちゃダメだよ。

(陽介)感染予防には十分注意が必要だし、HIV検査も受けた方がいいってことですよね。

(私)そう、それが結論だね。では、今回はこれでお終いだよ。

(陽介)おじさん、ありがとうございました。

■関連記事:この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます。

『ご存知ですか!平成25年はエイズ患者が過去最多!』

『要注意!平成25年のエイズ動向から見えてくるものは?』

 

アイコンボタン「まさか自分が・・・」 エイズ発症前にHIV検査。
バナー4

自宅で保健所や病院と同等の信頼性
タイプJ ・HIV検査専用です。(男女共通)
・私はたったの10分で終わりました。

¥4,600+消費税
矢印STDチェッカー タイプJ
重複感染は単独よりずっと危ない!
タイプO ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
(男女共通
・重複感染の検査
¥7,750+消費税
矢印STDチェッカー タイプO
一番人気! 5種類を同時に検査
タイプEバナー3 ・HIV
・梅毒
・B型肝炎
・クラミジア
・淋菌
¥9,200+消費税
矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから






___________________________

補足資料

①居住地ベースの報告件数はこちらから(平成27年分)

『エイズ動向委員会発表データ』

■本文に戻る