私が最近見つけた、HIV・エイズに関する意識調査のアンケート結果をあなたにもご紹介したいと思います。

すっかりメディアで取り上げられることが少なくなったHIV、エイズ。では最近の巷の人たちの意識はどうなのでしょう。例えば、HIVとエイズの違いを正確に知っている人はどのくらいいるのでしょう。

あるいは保健所では無料・匿名でHIV検査が受けられるとことを知っている人はどのくらいいるのでしょうか。今回、私が調べたHIV・エイズへのアンケート調査結果を甥っ子の陽介に話しますので、ぜひあなたもいっしょに聞いて下さい。

 

(甥っ子陽介)おじさん、HIVとエイズの違いを知らない人って、どのくらいいるんですかね? (私)陽介、それはいい質問だね。このサイトを読んでくれてる人は皆さん、知ってると思うけど・・・
陽介 私

(陽介)そうですね、このサイトを読んでくれてる人なら知ってるでしょうね。でも読んでない人の方が圧倒的に多い訳で、実際にHIVとエイズの違いを知らない人はどのくらいいるんでしょうね。

(私)実は最近見つけたあるデータがあってね。それが今の陽介の答えになると思うよ。

(陽介)どんなデータですか?

(私)うん、これだよ。

『HIV への理解と当事者の居場所作り事業』(独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業)

これの平成26年度(2014年度)事業報告書だよ。発行は平成27年(2015年)3月となってる。

(陽介)なるほど。それじゃまだ比較的新しいデータですね。

(私)うん、私もそう思う。

(陽介)それでどんな内容なんですか?

(私)「一般社団法人ブリッジハートセンター東海」という団体が平成25年(2013年)からHIV感染者、エイズ患者への支援活動を始めたんだね。その1年間の活動内容を報告書にまとめたものだよ。

(陽介)それで、僕の最初の疑問なんですけど。HIVとエイズの違いを知らない人って、どのくらいいるんでしょうか?

(私)うん、そうだったね。アンケートは2ヶ所で行われたんだけど、その結果はこうだよ。

●HIVとエイズの違いを知っているか?(富士物産フェア 249名)
・はい   36%   
・いいえ  64%

●HIVとエイズの違いを知っているか?(レッドリボンカップ 162名)
・はい   47%   
・いいえ  53%

アンケート結果

(陽介)う~ん・・・。そうですか。半分以上の人が知らないんですね。両方のアンケートを合計すれば、約60%の人は知らないってことですね。

(私)そうだね。HIVとエイズの違いをちゃんと知ってる人は、実は二人に一人以下ってことだね。

(陽介)それじゃ、HIV検査に対する意識もけっこう低いんでしょうね。

(私)どうかな。アンケート結果を見てみよう。まず、HIV検査を受けようと思ったことがあるかどうかと言う質問だ。

●HIV検査を受けようと思ったことがあるか?(富士物産フェア 249名)
・はい   21%   
・いいえ  79%

●HIV検査を受けようと思ったことがあるか?(レッドリボンカップ 162名)
・はい   22%
・いいえ  78%

こんな結果だった。ほぼ80%近い人がHIV検査を受けようと思ったことがない。つまり、多くの人にとってHIV検査は無縁な存在なんだよ。

(陽介)それじゃもしかして、保健所で無料・匿名でHIV検査が受けられることも知らないのでは?

(私)その質問もアンケートに含まれているよ。こんな結果だ。

●HIV検査が保健所で無料・匿名で可能なのを知っているか?(富士物産フェア 249名)
・はい   63%   
・いいえ  37%

●HIV検査が保健所で無料・匿名で可能なのを知っているか?(レッドリボンカップ 162名)
・はい   64%
・いいえ  36%

この結果を見ると、60%以上の人が知っている。だから、保健所で無料・匿名でHIV検査が出来ることは知っているけど、検査を受けない人が多いってことだね。

(陽介)なるほど。無料・匿名で検査が受けられるって知っていても自分は検査を受けない・・・。それってなぜでしょうか?

(私)そりゃ自分はHIVに感染している可能性がないと思ってるからだよ。HIV感染の心配も不安もないのに、無料とは言えわざわざ保健所まで行くのは面倒だと思うよね。

(陽介)そう言うことですか・・・。

(私)今私が言ったことを裏付けるアンケート結果もあるよ。これを見てごらん。

●HIVに感染する不安がありますか?(富士物産フェア 249名)
・はい   28%   
・いいえ  72%

●IVに感染する不安がありますか?(レッドリボンカップ 162名)
・はい   19%
・いいえ  81%

ほら、こんな結果だ。8割くらいの人は自分がHIVに感染するかも知れないとは考えていないんだよ。だから例え無料であっても保健所まで行ってHIV検査を受けようとは思わない。

(陽介)う~ん、意外ですね。もっと多いと思ってました。

(私)まぁね、保健所における年間のHIV検査受検数はここ数年13万件~14万件くらいだ。国民全体の数からいえば、決して多いとは言えないよね。今回のアンケート通りの認識なんだと思うよ。

(陽介)そうなんですね。

(私)むろん、このアンケートから日本全体もそうだと決めつけられないとは思うけどね。ただ、HIVとエイズの違いを正確に知らない人が多いのは困るね。そこは基本中の基本だからね。そういったことも知らないままでいるとHIV感染者やエイズ患者への偏見と差別につながる可能性もあると思うよ、

(陽介)なるほど、そうですね。

(私)HIVやエイズを必要以上に怖がることはないけど、でもだからって無関心なのは危険だね。HIV感染者、エイズ患者のほとんどは、「まさか自分が・・・」って、感染が分かった後に驚き衝撃を受けるんだ。

(陽介)そうでしょうね。でもHIVは今の所完治出来ない感染症だから、いくら後悔しても元の身体には戻りませんね。

(私)その通りだね。だからまずは予防が最優先だ。それにはHIV感染のリスクを認識しておかないとね。何が危険かを知らないことが一番危険だ。

(陽介)はい。本当にそうですね。

(私)と言う訳で、陽介の疑問に答えられたかな。さっき紹介した報告書にはもっと色んなアンケート結果やHIV、エイズに関する情報が沢山載っているから読んでみるといいね。

(陽介)分かりました。おじさん、ありがとうございました。

(私)それじゃ今回はこの辺で終わりにしよう。

HIV検査は保健所や病院に行かなくても可能です。
■STDチェッカー TypeJ(男女共用)
HIV検査専用です。

重複感染すると重症化したり進行が早くなることがあります。
■STDチェッカー TypeO(男女共用)
HIV・梅毒・B型肝炎の3つが同時に検査出来ます。重複感染の多い性感染症です。

●検査の信頼性について(郵送検査認定事業者とは?)

●利用者の声(6610件の声)

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補足資料