当サイトで何度も記事にしてきたように、HIVと梅毒は非常に重複感染が多く報告されています。

そしてHIVと梅毒が重複感染すると、梅毒の進行が通常の単独感染よりもずっと早くなることがあります。

それゆえ、HIV、梅毒、どちらかが疑われる場合必ずもう片方も同時検査するのが一般的です。

今回、梅毒の進行が早まった具体例を見つけたのであなたにもご紹介したいと思います。

甥っ子の陽介に話しますからいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子陽介)おじさん、今日のお話はなんですか?
陽介
(私)陽介、今回はHIVと梅毒の重複感染で、病気の進行が早まるって話だよ。
私

(陽介)それはおじさんに以前教えてもらってますよね。

「HIVと梅毒の同時検査をおススメする理由 」

「梅毒はHIVとの重複感染が多い?」

こんなお話でしたよね。

(私)ああそうだったね。この話の中で、HIVと梅毒が重複感染すると、梅毒の進行が早くなることがあると教えたよね。

(陽介)はい。通常だと感染から3年以上かけて進行する梅毒第三期まですぐにいってしまうことがあるってお話でした。

(私)そうだね。その具体例を見つけたので補足情報として陽介に教えようと思ってね。

(陽介)どんな具体例ですか?

(私)それはね、「国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター」のHIV/エイズ教材として紹介されている事例なんだよ。

(陽介)へぇ~そうなんですか。

(私)もっと具体的に言うと、こんな事例だ。

27歳の男性が、頭痛、発熱を訴えて近くの病院に行ったそうだ。そこでいろんな検査を行った結果、HIV感染が見つかった。

それで、その病院から国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター(以下、ACCと表記)へ患者が紹介されたんだ。

(陽介)なるほど。中核病院でエイズの専門医に治療をお願いしたわけですね。

(私)そこでACCで詳細に検査したところ、梅毒の第三期、ゴム腫を発症していることが分かったんだ。

通常梅毒性ゴム腫は感染から3年以上経過した第三期に現れる。

一般的な症状としては、ゴムのような腫瘤が皮膚、特に頭皮、顔、胴体の上部、脚にできる。

治療をしないと、周囲の組織を破壊してしまう。また治療しても後に瘢痕(はんこん・組織の欠損あと)が残るんだ。

今回、ACCで紹介されている例では髄膜の一部に病巣をつくって脳腫瘍(しゅよう)の症状を示す型のゴム腫のようだ。

(陽介)そうですか。じゃ、その男性も梅毒に感染してから3年以上経過していたんですか?

(私)いいやそうじゃなかった。実はこの男性、わずか10ヶ月前に梅毒の第二期で発疹が出て治療を受けてたんだよ。

(陽介)え~!10ヶ月前に梅毒の第二期で治療ですか?

(私)そうなんだ。それにもかかわらず、今回梅毒性ゴム腫を発症し、第三期と診断された。これは単独感染の場合はまずあり得ないことなので、やはりHIVとの重複感染が原因と思われる。

(陽介)10ヶ月前に治療を受けてるのに、なぜまたゴム腫を発症したんでしょうか。

(私)そうだね。10ヶ月前の治療で完治していなかったか、再感染したか、どちらかだよね。

ただ、10ヶ月前に完治していなかった場合でもそれなりの検査は受けて治ったと判断されたはずだよね。

そこから10ヶ月で第三期まで進行してる。やっぱり梅毒の進行が通常よりずっと早いよね。

(陽介)HIVとの重複感染によるものですね。

(私)そういうことだね。

(陽介)こうなるとHIVはむろんですが、梅毒についても早期に発見しないと危ないですよね。

(私)そうだね。ACCの記事によると、

「HIV感染者の場合は急速に中枢神経系梅毒へ進展することが知られており、注意が必要です。」

とも書かれている。

(陽介)それって中枢神経が侵されるんですか?

(私)そうだよ。知覚障害、歩行障害、その他様々な深刻な症状が出るんだ。

(陽介)怖いですね。

(私)でも、梅毒にはペニシリンという抗生物質がよく効くので、感染していることが分かれば治療も出来る。

ただ、第一期、第二期のうちに発見して治療を受けたいね。早く見つかるほど治療期間も短い。

(陽介)そうでしょうね。

(私)だからこそ、HIVと梅毒は同時検査が望ましいんだよ。どちらも感染ルートが共通してるのでね。

特に男性同士の性的接触による感染が多い。

(陽介)でも、ネットによく出てますけど最近は若い女性にも梅毒感染が広がっているんでしょう?

(私)その通り。従来のように男性同士の性的接触だけでなく異性間の性的接触によっても感染が広まっている。

2016年は年間の新規梅毒感染者が4,000人を突破し、この5年間で8倍にも増えている。

若い女性にも梅毒感染者は多くなってるんだよ。

(陽介)そうなんですか。ますますHIVと梅毒は同時検査が望ましいですね。

(私)そうだね。今回紹介したような梅毒の第三期まで進行してしまうと治療も大変だからね。

HIV、梅毒、共に早期発見のために早期検査をお奨めしたいね。

(陽介)分かりました。

(私)それじゃ今回はこの辺で終わりにしようか。

HIVとの重複感染で異常に早く梅毒第三期、梅毒性ゴム腫を発症した事例をACCのサイトから紹介したよ。

(陽介)おじさん、ありがとうございました。

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