「HIVは空気中だとすぐに死ぬのか?感染しないのか?」

これはもう随分前からネットで多くの書き込みがある問題です。

まさに古くて新しい問題と言えます。

当サイトでも過去に何度か取り上げていますが、再度記事にしてみたいと思います。

私の調べたことを慎太郎に話しますので、あなたもいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子慎太郎)おじさん、HIVって空気中だとすぐに死んじゃうんですか?
陽介
(私)「すぐに死ぬ」って表現は最適とは言えないけど、まぁ趣旨としてはそうだよ。
私

(慎太郎)「すぐ死ぬ」って表現は適切じゃないんですか?

(私)そうだね。以前、「HIVの寿命はどのくらい?」って話をしたよね。

(慎太郎)あ~、ありました、ありました。今思い出しました。

確かあのとき、「死ぬ」っていう表現より、「不活性」という表現の方が適切だって教えてくれましたね。

(私)そうだったね。私が調べたHIVやエイズの本には「不活性」、「不活性化」と言う表現が使われていた。

これが普通の生物で意味する「死ぬ」って状態だね。

(慎太郎)実はですね、つい最近、ネットである人の記事を読みました。

その人は、怪我などで出血した血液からHIVが感染する危険性があるのかどうか、とても気になっていたそうです。

なぜなら、その人の職業がボクサーだったからです。

(私)なるほど。ボクシングなら試合中に出血することは珍しくないし、接近戦だと返り血を浴びることもあるよね。

(慎太郎)そうですよね。それで、その人はHIV感染のリスクを医師に聞いたそうです。

そしたら、その医師がこう答えたそうです。

「HIVは空気に触れた瞬間に死滅するから感染する恐れはない」

(私)ほほぅ~!「瞬間に死滅」ときたか。

(慎太郎)はい、「瞬間に死滅」だそうです。それが本当なのかなって思って、今回おじさんに質問した訳です。

(私)なるほど。前に「HIVの寿命はどのくらい?」で話したときは、空気中では5分で死ぬ、不活性状態になる、そう教えたよね。

(慎太郎)はい、そうでした。「瞬間に死滅」ではなかったですね。

(私)実際のところ、私が色々な専門サイト、医療サイト、公的サイトを調べた限り、HIVが空気中でどのくらいの時間活性化状態を保つことが出来るのか、ハッキリ書いたものは少ない。

いや、少ないというより、「HIVの寿命はどのくらい?」で紹介した専門サイトのみに時間が書かれてあった。

(慎太郎)それじゃ、その他のサイトではどんな表現なんですか?

(私)そうだね。どこもほとんど同じ表現がしてあって、こんな感じだよ。

『HIVはとても弱いウイルスで、空気中・水中ではすぐに死んでしまいます。』

⇒横浜市衛生研究所(http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/hiv.html)

あるいは、

『HIVは感染力がとても弱いウイルスで空気や水に触れれば、感染力を失います。』

⇒おおさかエイズ情報NOW(http://www.osaka-aids-now.info/basic/)

とまぁ、こんな表現だね。

「すぐに死んでしまう」と言う表現だと、瞬間かも知れないし、5分後かも知れない。どちらも言えてるね。

(慎太郎)なるほど。だいたい、この2つと同じような表現が使われている訳ですね?

(私)そうだよ。「HIV感染 空気中」で検索するといっぱい記事が出て来る。信頼できそうな医療サイトや公的サイトを見てごらん。

どこもほぼこれと同じ表現が使われているよ。

(慎太郎)はい、分かりました。後で調べてみます。

(私)HIV陽性者の出血による他の人への感染防止について、大変詳しく書かれているのがこちらのサイトだ。

「あなたと、あなたのイイひとへ。」

HIV/AIDS先端医療開発センターが制作したサイトだよ。

この中に「家で出血したとき、どうすればいい?」という記事が載っている。

(慎太郎)ふ~ん、どんなことが書かれているんですか?

(私)例えば、こんなことが書かれている。

『皮膚に付着した(HIV陽性者の)血液や体液は、水で洗い流すだけでも感染力はほとんどなくなります。』

(慎太郎)なるほど。

(私)ただし、皮膚に傷があったり、荒れていたりするとそこから感染する可能性があるってことも書かれている。

(慎太郎)それは今まで何度かおじさんからも教えてもらいました。健康な皮膚からは感染しないけど、傷があると感染する可能性があるんですよね。

(私)その通り。いくらHIVが空気中では感染力を失うと言っても、やはり血液の扱いに注意は必要だね。

(慎太郎)でもおじさん、傷口からは感染する可能性があるなら、最初に僕が言ったボクサーの人が心配していることは可能性アリなんじゃないですか?

(私)実はその通りなんだよ。ネットで調べてみると、ボクシングの試合でHIVに感染したという選手は見つからなかったけど、HIV陽性を理由に試合をキャンセルされたボクサーの例は見つかった。

(慎太郎)そうなんですか!それは流血によるHIV感染の危険性があるからですか?

(私)そういうことだね。だから試合前の血液検査を義務付けている国や団体もあるよ。あるいは世界戦のタイトルマッチには必要とかね。

(慎太郎)ふ~ん、日本じゃどうなっているんですか?

(私)それがね、ずい分調べたんだけどどんな規定になっているのか、よく分からなかった。ただ、ボクシング協会の中で試合中のHIV感染に関するリスク管理を検討していることは間違いないね。

(慎太郎)やはりボクシングの試合中にHIVに感染するかも知れないってリスクは存在するんですね。

(私)実際に試合中に感染した選手がいないみたいだから、リスクは小さいとは思うけどね。それに可能性だけを言えばボクシング以外でもプロレスやキックボクシングだって同じだね。

(慎太郎)なるほど。流血による感染のリスクと言う点では同じですね。

(私)もっと言えば、選手だけでなくレフリーやセコンドだって血液感染の可能性はあるよね。実際、選手が出血した場合の感染予防も行われている。

(慎太郎)そうなんですか。分かりました。

ところで話は変わりますが、ひと口にHIV陽性者の血液と言っても、その血液に含まれるHIVの量はそれぞれ違いますよね?

(私)その通り。例えば自分がHIVに感染したことに気付かず放置したままの人と、すでに抗HIV治療を受けている人ではまるで違う。

今では治療によって体内のHIVを検出限界以下まで減らすことが可能になっているからね。

この前に「90-90-90ってなに?」って話で教えたばかりだよね。

(慎太郎)はい、そうでした。HIVが検出限界以下までコントロールされていると、他の人への感染力は極めて小さくなるって話でした。

(私)それじゃ今日のまとめをしておこう。

(慎太郎)はい。今日教えてもらったことは、

1.HIVは空気中、水中ではすぐに感染力を失ってしまう。

2.ただし、HIV陽性者の血液が傷のある皮膚に触れると、傷口から感染する可能性がある。

3.ひと口にHIV陽性者の血液と言っても、治療によって検出限界までコントロールされていれば感染力は極めて小さくなっている。

以上です。

(私)それじゃ今日はここまでにしよう。

(慎太郎)おじさん、ありがとうございました。

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