あなたもご存知の通り、HIV感染症の最大感染ルートは性的接触です。

その性的接触には、同性間の性的接触と、異性間の性的接触があります。

では、同性間の性的接触を行っている人と、異性間の性的接触を行っている人では、どちらがよりHIV検査を受けているでしょうか?

私が調べたことを甥っ子の慎太郎に話しますので、あなたもごいっしょに聞いて下さい。

(甥っ子慎太郎)おじさん、今日のお話はどんなお話ですか?
陽介
(私)慎太郎、今日は性的接触によるHIV感染の話だよ。
私

(慎太郎)性的接触によるHIV感染のお話ですか?それって・・・

(私)そう、今更なんだって感じがするだろうね?

(慎太郎)はい。正直、今更って感じですけど。

(私)今日の話はね、性的接触でも同性間と異性間を比較してみたって話なんだよ。

(慎太郎)へぇ。同性間の性的接触と異性間の性的接触を比較するんですか?

(私)そうだね。

(慎太郎)2つの接触の何を比較するんですか?

(私)そこだよ。実は2つの感染ルートで「いきなりエイズ」の比率を比較してみたんだよ。

(慎太郎)あれ、それは初めて聞くお話ですね。

(私)そうだろう?性的接触によるHIV感染の話はこれまでにも随分してきたけど、これは初めてだ。

(慎太郎)ちょっと興味ありますね。比較するとどんなことが分かったんですか?

(私)うん、それを話す前にこのグラフを見てもらおうかな。

平成12年(2000年)から平成27年(2015年)までの感染ルート別のHIV感染者の件数だ。

感染ルート別HIV感染者

この中にはHIV感染が分かった時、すでにエイズを発症していた患者さんも含まれている。

それとこのグラフには日本人男性に限定した件数だからね。日本人女性と外国人男女は含まれていない。

(慎太郎)それはどうしてですか?

(私)まず日本人と外国人では少し傾向が違うんだよ。だから混ぜてしまうと両方の特徴がぼけてしまう。今回は日本人に的を絞って話したい。

それから同性間の性的接触というのは男性が圧倒的に多い。女性同士のHIV感染は年間に1件あるかないか程度だ。

今回は同性間と異性間の比較なので、同性間がほぼゼロに近い女性を省いたんだよ。

(慎太郎)なるほど。分かりました。日本人男性に限ったグラフなんですね。

(私)そう言うことだ。

(慎太郎)それでおじさん、このグラフではどこに注目したらいいんですか?単に男性同士の性的接触によるHIV感染の方が多いってことですか?

(私)うん、まずは日本人男性の実態を認識して欲しいってことだね。

その上で、次のこのグラフを見て欲しい。

感染ルート別いきなりエイズ

これは同性間の性的接触と、異性間の性的接触のそれぞれで「いきなりエイズ」がどのくらい占めるかを表したグラフだ。

(慎太郎)なるほど。つまり、HIV感染が分かったとき、すでにエイズを発症していた人がどのくらい存在していたかを示すグラフですね。

(私)その通りだ。グラフを見ると、この15年間はほぼ横ばい状態であり、平均値としては

●異性間性的接触 42.6%

●同性間性的接触 23.4%

ということが分かった。

(慎太郎)なるほど。男性同士の性的接触でHIVに感染した人は、HIV感染が分かったときには42.6%がすでにエイズを発症していた。

それが女性との性的接触でHIVに感染した男性では23.4%だった。

そいうことですね?

(私)まさにその通り。そして日本全体で見ると、HIV感染者として報告された人の約30%がすでにエイズを発症している。

だから男性同士は全体より10%低く、逆に異性間は全体より10%高いという訳だ。

(慎太郎)同性間と異性間では20%近い差がありますね。それも15年間ずっとそうですね。これって、なぜでしょうか?

(私)う~ん、その理由は正確には分からない。専門家がこの件で何か意見を述べたり指摘している記事を見たことがない。

ただ、最初のグラフで見てもらった通り、HIV感染の件数としては男性同士の方が異性間の4倍も多い。この事実を知ってる人はけっこう多い。

これまでに慎太郎にも何回か話してるし、色んなエイズ関連サイトでも記事にしている。

だから同性間で性的接触を持っている人は自分のHIV感染リスクを認識しており、自らHIV検査を受ける人が多いんじゃないかな。

だからHIV感染者の件数は多いけど、「いきなりエイズ」の比率は低い。

(慎太郎)なるほど。それに引き換え、異性間の性的接触ではまさか自分がHIVに感染するとは思っていないから、自らHIV検査を受ける人が少ない。

こういう理由ですね?

(私)むろん、本当にそうか分からないよ。でも、私はそう思うね。

(慎太郎)同性間の性的接触は確かに異性間よりも「いきなりエイズ」の比率が低いですけど、何しろ件数そのものは多いからもっと比率が下がるといいですね。

(私)その通り。それは国やNGO団体でも分かっていて、男性同性愛者に対して更なるHIV検査への啓蒙活動に取り組んでいるよ。

(慎太郎)それと異性間の性的接触者はもっと自分のHIV感染リスクに敏感になった方がいいですね。

(私)それもその通り。HIV感染の告知を受けた人の多くは、

「まさか自分が・・・」

ってそう思うそうだ。

しかしHIV感染は一度でも性的接触を持てば誰でも可能性があるからね。

(慎太郎)HIVに感染しないことが第一ですけど、少しでも不安に感じたら早くHIV検査を受けて「いきなりエイズ」を防ぐことが大事ですね。

(私)そういう事だね。何しろ「いきなりエイズ」の比率が4割を超えているからね。

早期にHIV感染が分かればエイズ発症を防ぐことが出来るだけに残念だよね。

(慎太郎)分かりました。

(私)それじゃ、今日の話はこのくらいにして終わろうか。

(慎太郎)おじさん、ありがとうございました。

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